社員のモチベーションが高く、職場の雰囲気が良ければ、
会社の業績も上がるといわれる。
職場の雰囲気が暗くギスギスしていて、
メンバーが不満を抱えて、まとまりなく仕事をしていたとしたら、
きっと業績も下がってしまうはずである。
仕事は個人でするものではなく、チームで行うもの。
「社内の雰囲気が悪い」と感じる社員がいる職場では、
良い相乗効果が生まれず、ちょっとしたことで社員の離職にもつながる。
職場の雰囲気を改善するためには、
コミュニケーション量を増やすとともに、
メンバーの成果や良いところを評価するしくみが必要である。
職場の雰囲気を改善するための7つの具体策をご紹介したい。
1.若手・女性社員主催のレクリエーションを行う
社内の立場が弱くなりがちな若手社員や女性社員主催でレクリエーションを行う。
そうすれば、社内のコミュニケーション量が多くなり、効果的である。
上層部は「あれはダメ、それはダメ」などの否定的な発言を控えて、
協力的な姿勢を示すことが重要である。
レクリエーションでオススメなのは、みんなで協力して行えるスポーツ。
仕事以外のことで共有できるものをつくることが大切である。
飲み会なども、普段行かないお店に行ってみたり、
仲が良い人同士が固まらないように、席の配置を配慮すると効果的である。
2.社内の不満を集めて改善策を考える
メンバーの不満を無記名で募り、一番多い不満から改善策を考える。
改善策には上司は口を出さず、まずは社員の声を尊重して話を聞き入れる。
メンバーが考えた改善策を実践し、効果がなければ場を設けて定期的に話し合う。
3.普段言えない感謝の気持ちを発表する
朝礼や終礼時に感謝の気持ちを伝えることで、新たな絆が生まれる。
自分の働きが人の役に立っていることが理解できて、
さらに直接感謝されたら、もっと頑張ろうと感じるはずである。
上司は「メンバーの良い部分を発見する」という意識で普段接する姿勢が大切。
4.各メンバーとキャリアプラン面談を行う
あなたはメンバーがどんなキャリアプランを持っているか、答えられるだろうか?
メンバーのキャリアプランを自社で実現できるように話し合いの場を設ける。
メンバーの目標自体を是正したり、
目標に近づくためのステップや達成までのプロセスを話し合って、
実現できるようにすることも上司の役割である。
5.メンバーの誕生日にプレゼントをする
だれしも、自分の誕生日を覚えていてくれると嬉しく感じるもの。
仕事をする場所で、自分の誕生日プレゼントをもらえれば、
自分が大切にされていると感じる。
本人が欲しいものをプレゼントする必要はなく、気持ちを伝えることが目的である。
6.社内での挨拶を習慣化する
雰囲気が悪い職場では、社内での挨拶が著しく不足している傾向がある。
朝は「おはようございます」、
昼は「お疲れ様です」、
社員が外出するときは「いってらっしゃい」、
帰社したときは「お帰りなさい」、
帰るときは「お疲れ様です」
などの言葉を、相手の目を見て笑顔で伝えることを心掛けよう。
7.社内SNSを活用する
社内SNSを活用して、嬉しいニュースがあったときは共有する。
そのニュースに対して「おめでとう!」などのメールを全員が送ることを習慣化する。
膠着した職場では周りのメンバーが何をしているのか、
情報が共有されていないケースが非常に多い。
周囲の人の頑張りを共有する風土をつくることが、職場活性化のポイントである。
今回は職場の雰囲気を改善する方法についてご紹介した。
コミュニケーション量を増やし、成果や良い部分を評価することが、
社内の雰囲気を変えて、成果の上がる強い組織になるのである。