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聞かせる朝のスピーチのコツ

社内コミュニケーションを図る…

客先との話題をつくる…

プレゼンテーションの練習…

 

という名目で朝礼で短いスピーチを行っている職場も多い。

でも、いざとなると、
何を話せば良いのか?とネタに困る…
緊張してしまってうまく話せない…
ということもあるだろう。

朝礼で「聞かせるスピーチ」を話すコツをご紹介したい。

1.ネタは日ごろから集める

基本的には好きなことを話せばがよいとわかっていても、

「好きなこと」と言われると逆に困ってしまうもの。

 

話のネタは、日頃から意識して集めておきたい。

新聞などをチェックして、最新のネタはつねに増やしておこう。

 

決まっているテーマに沿うものや自分の興味のあるものを、

メモなどをして記録しておくのがよい。

 

意識することで、日々の生活、職場、通勤途上に、ネタはたくさんあるもの。

自分の興味を知って記録することは、雑談力のアップにもつながる。

 

2.目的によって切り口を変える

リーダーの立場ならば、

部下のやる気を引き出す内容などを話すと職場が活気づく。
上司へのプレゼンが目的ならば、
仕事に取り組む姿勢や考え方が自己PRになる。

 

同じ内容でも、どんな目的を持って話すかで、
話の切り口を変えることができる。

趣味の話でも、時事ネタでも、社内のできごとからでも、
伝えたい視点を考えて話してみよう。

3.スピーチの構成を考える

時間が限られているスピーチでは、構成が大切である。

 

(1)簡潔にテーマを伝える

「今日は、〇〇についてお話します」

「今日は、私が〇〇を〇〇した話をしたいと思います」

 

というように、はじめに何の話が始まるのかを聴衆に理解させる。

「何を話すんだろう?」と思いながら聞いている聴衆のストレスを解消できる。

 

(2)内容の説明

「先日のことなんですが……」

 

など、テーマで話す内容を説明したり、実際に起きたことを話す。

短いスピーチの場合は、あまり話題を広げないこと。

広げすぎると言いたいことがぶれてしまうので、テーマは1つに絞る。

エピソードを具体的に臨場感をもって伝えることがポイント。

 

(3)テーマのまとめ

「今日お話したことは……」

「最後に……」

 

など、ここで自分の感想、意見や提案を話すことが効果的である。

聴き手に一番残る部分であり、しっかりと言い切る。

 

内容の説明には、全体の7割以上を使おう。

聴き手は、話し手が最も時間をかけるところが伝えたいポイントだと考える。

何度も繰り返して実践することで、感覚的にわかってくる。

 

聴き手に何を伝えたいかという視点を意識して、どんどん話してみよう。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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