PDCAサイクルとは、
Plan:環境分析に基づいて計画を立てる
という4つのステップを繰り返し、継続的な成果を得るための考え方である。
PDCAサイクルは、計画を基準として組織を統制することである。
計画立案時から、その後に続く、実行や評価に至るまで、
しかし、常に大きな変化にさらされている今の時代においては、
目標達成に向けて結果を出すことに行動を集中させるのが「OODAループ」。
ボイド大佐は、朝鮮戦争における航空戦を調査・研究材料とし、
O:Observe・Observation(観察)
O:Orient・Orientation(状況判断)
D:Decide ・ Decision(意志決定)
想定されるすべての選択肢から行うべき「意志決定」し、取るべき行動を決める。
A:Act ・ Action(行動)
PDCAが計画を基準として対応するのに対して、
最終目標に対して計画を立て、組織して行動するという点で異なる。
OODAループの特徴は以下の4つ。
1.常に前を向いた行動と思考
2.不安定な環境下での意思決定
3.機動力を高める
4.自主性、個の実行力を重視し尊重する
PDCAのように計画が明確ではないので、個々の判断に委ねられる割合が大きい。