プラシーボとはもともと、
「気に入るようにしましょう」という意味のラテン語で「偽薬」のことです。
薬そのものに効果や効能がなくても、
投与された安心感や医師への信頼などの心理作用によって、
症状が改善する現象を「プラシーボ効果」といいます。
例えば、
栄養ドリンクに鎮痛効果があると思い込んでいると、
頭が痛くなったときに、栄養ドリンクを飲んで痛みがなくなった…
と感じるようなことがあります。
プラシーボ効果は、一般的にも馴染みがある言葉で、
対象者に対して、ある特定の感情を思い込ませることで、
実際にそれを体感する錯覚効果のことです。
プラシーボ効果を意識して仕事に活かすことで、
モチベーションアップや潜在能力を引き出すことにも役立ちます。
1.成功者の言葉を素直に受け止める
成功している人の「こうすれば良い結果がでる」という話を聞いたら、
聞いたことをそのまま実践してみましょう。
「成功している人が言っているのだから、絶対にうまくいくはずだ」
という思い込みで前向きに取り組む気持ちが生まれ、
成果が上がるまでがんばることができます。
2.うまくいくと自分に言い聞かせる
最近、どうも仕事がうまくいかない…
そんな気持ちになったとき、
「もう何日も不毛な思いをしたのだから、今日こそはうまくいくはず」
と、自分自身に言い聞かせてみましょう。
具体的なきっかけを設けることで、思い込みの力が強まり、
プラシーボ効果が発揮されることが期待できます。
3.部下に前向きな言葉を投げかける
指示を出すとき、単に
「この仕事をやっておくように」と言うのではなく、
「この仕事は重要な案件だが君ならできると思う、頼んだよ」
と一言添えてみましょう。
重要な仕事を任せること、信頼していることを伝えることで、
部下も「自分はできる」と思い、やる気に火をつけることができるでしょう。
仕事では「成功への思い込み」も大切です。
ビジネスにおいても、プラシーボ効果を活用したいものです。