大きな社内改革を進めるためには、全社を挙げた取り組みが必要である。
経営層が、改革の重要性を理解していても、
実際に改革を進めようとすると、さまざまな障壁が立ちふさがる。
改革を成功に導くためには、経営トップの明確なコミットメントが必須。
トップが積極的に関与しなければ、全社的な改革は成功しない。
社内改革を実行することは、
組織の戦闘力を高め、企業文化の醸成につながる。
しかし、改革を現場に丸投げしていては成功しない。
ただのお題目で終わってしまう。
ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長の柳井正さんは、
重要なプロジェクトには、自ら率先して参加している。
柳井さんが先頭に立っているからこそ、大きな改革が成功する。
その結果として、
売上年間1兆7000億円、世界1700店を運営する「ユニクロ」を
引っ張っているのだ。
会社の根幹に関わるような改革を、
実務部隊に、ただ丸投げしているようなトップは不要である。
トップが率先して実行しなければ、絶対に実務部隊はついてこない。
さらに、トップが、現場に対して、
常に改革に対するメッセージを発信する必要がある。
トップ自らが率先して動くこと、
トップの意思を常に社内に発信すること、
トップ自らが、改革達成の意識を、
社内に定着させる努力を続けなければならない。