ジャパネットたかた前社長の高田明さんは、
「これまで、夜、眠れなかったことはほとんどない」
と話されている。
寝床に入って、すぐに眠れるのは、くよくよ思い悩むことがないからだ。
起きたことを事実として受け入れて、
前へ前へと進んでいけば、くよくよすることはない。
例えば、消費税が上がるとする。
どんなに嫌だと思っても、
自分の力では、増税を食い止めることはできない。
増税の中で、自分は何をできるかを考える。
多くの人の悩みのほとんどは、
「悩んでもしかたがないこと」だといわれる。
過去の悪いできごとを思い出して、考え込んでしまう・・・
将来のことを考えて、不安がどんどん大きくなる・・・
ほとんどの人が、自分ではどうにも変えようがないことで悩んでいる。
高田さんの長い経営者人生の中では、さまざまなことがあったという。
どんなときも、そのすべてを受け止めたうえで、
その中で、何ができるかを考え、それをすぐに実行に移してきた。
変えられない事実は、受け止める。
自分の力でできることをシンプルに考える。
そして、少しづつでも前に進んでいくことが大切だ。