社員研修のお悩みは

イントランスにお任せ

03-6904-2227

お気軽にお問い合わせください。

営業時間:9:00~17:00  休業日:土、日、祝日

メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。

示唆質問でやる気を引き出す

「この目標は、会社の決定事項だ、つべこべ言わずやればいいんだ」
「皆、この目標でやっているんだ、何か文句があるのか」

上司が部下のモチベーションを下げてしまう言葉だ。
でも、現実には、このようなフレーズを使っている上司が実に多い。

「つべこべ言わずにやればいいんだ」と断定するフレーズは、
決定に背いたら
どうなるか分かっているな、という脅しのフレーズだ。

「皆、この目標でやっているんだ」という言葉は、
事実を親切に言っているつもりでも、脅しのマネジメントになっている。

「できないならば、そのように評価するしかない」
と、言っているのと同じだ。

評価権は上司の特権であり、上司の評価権で脅していることに他ならない。

脅しのマネジメントでは、部下のモチベーションは上がらない。

断定や命令と逆のコミュニケーションの1つに、示唆質問がある。

示唆質問とは、上司が部下に対して、

「私がサポートすれば、この目標に取り組んでみようという気持ちになる?」
「実施時期を分けて、目標を細分化したらやりやすいかな?」

というように、仮の条件や前提を示し、
その条件であれば、取り組んでみようと思うかどうか、
を質問する方法である。

この質問は、断定や命令ではなく、
ある仮定を示して、方向性を示していく質問スキルである。

示唆質問を使うことによって、部下は、

「課長がサポートしてくれるんだったら、目標達成に向けてがんばれるかも」
「この前提であれば、引っかかるところがないので取り組んでみよう」

という気持ちになりやすい。

示唆質問は、モチベーションを下げることなく、
目標へのコミットメントに導くスキルである。

示唆質問は、1対1だけでなく、多数の人が参加する会議で
合意形成する場面でも効果がある。

示唆質問を効果的に使って、部下が目標にうまくコミットメントできるような
コミュニケーションスキルを使ってみよう。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

社員研修のお悩みはイントランスにお任せください。
研修企画のご相談、提案、課題の
ヒヤリングは
無料で受け付けております。

営業時間:9:00~17:00    休業日:土、日、祝日

お見積り、各種資料請求、お問い合わせはこちらから受け付けております。

お役立ち研修動画 (1)
タイトルとURLをコピーしました