心理的安全性とは、チーム内で、
「メンバーが恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態」
のことを指す。
アメリカGoogle社のリサーチチームが、
「チームを成功に導く5つのカギ」のひとつとして発表し、話題を集めた。
チームで活動していると、
「こんなこと言ったらひんしゅくを買うな」と感じて、
自分の発言を押し殺してしまうことがある。
そのような心配をしなくていいのが、心理的安全性の確保された状態である。
心理的安全性が確保されると、チーム内でのコミュニケーションが円滑になり、
チームの生産性向上へのメリットが期待できる。
例えば、
1.情報共有の徹底により業務効率が向上する
2.メンバーのチームへの貢献意欲が高まる
3.チームが試行錯誤しながら学習し成長する
4.不正や失敗による組織的リスクが低減できる
チームの心理的安全性を確保するための3つの方法をお伝えする。
1.リーダーとメンバーおよびメンバー間の信頼と尊重を形成する
・メンバー間の競争よりも協力を促す
・各自が仕事の目標や成果を公表し、互いの業務の「見える化」する
・メンバー一人ひとりの存在を認め、意見を尊重する
2.お互いに言いたいことを自由に言える価値観を共有する
・メンバーと腹を割って話すきっかけをつくる
・メンバーの評価方法を見直す
・チーム全員がポジティブな受け答えや振り返りをする
3.コミュニケーションしながら試行錯誤できる場を活用する
・全てのメンバーに対して発言できる機会を均等につくる
職場における心理的安全性が担保されていると、
メンバーは余計なストレスを感じずに仕事ができるため、
自分の能力を最大限に発揮することができ、チームのの生産性向上につながる。
そのためには、まずチームの現状を把握することから始める。
心理的安全性を担保するさまざまな方法から、
自分のチームに合ったものを選び、
心理的安全性の高いチームづくりを目指してみよう。