ホウレンソウは、「報告」「連絡」「相談」のことで、
ビジネスパーソンにとっては、基本である。
適切なホウレンソウは、部下の成長を促し、業務を円滑にする。
ホウレンソウを効果的に活用するためのコツをお伝えする。
ホウレンソウは、部下から上司にするだけのものではない。
上司の方から持っている情報を部下と共有しようとすることで、
部下も自分から進んでホウレンソウをするようになる。
部下から多くの情報を聞き出すことができれば、
業務はスムーズに進むはずである。
ホウレンソウを上司と部下が相互におこなうことで、
情報共有ができ、部下に対しても的確なアドバイスができる。
上司のアドバイスにより成果が出れば、部下の成長につながり、
部下は「相談してよかった」と感じて、信頼関係が高まる。
部下の自主性を育てるためには、一方的にアドバイスをするだけではなく、
部下の考えを導き出すことが大切である。
上司は、「これを行なうためには、どうしたらいいと思う?」と
ヒントを与えながら質問を繰り返し、部下を正しい答えに導く。
部下は、質問に答えることで、
「自分で考えて答えを出した」と感じて、自分で考える習慣がつく。
「ホウレンソウをしていこう」
と呼びかけるだけで、全員がすぐ行動にうつせるわけではない。
仕組みとして、業務に取り入れるようにする必要がある。
朝礼や会議などでホウレンソウの場を設ける…
週報・日報を活用する…
など。
そもそも何のために情報を共有するのか、
情報共有の結果、どういった判断や行動が必要であるのか、
情報を渡す側、受ける側、双方が、
「何のため」「判断や行動」を意識して、情報の受け渡しをする。
ホウレンソウは、ビジネスでのコミュニケーションの基本である。
忘れてはいけないのは、
ホウレンソウは、目的を実現するための手段であるということである。