ビジネスパーソンが継続的に成長するためには、
スキルの習得とともにスキルの使い方を学ぶ必要がある。
スキルが習得できても、使い方を学ぶのは難しい。
なぜなら、どんなスキルをどのような場面で使うかは、
実践で経験しながら、習得していくしかないからである。
そのため、各自の「基本姿勢」が重要になる。
この「基本姿勢」ができていないと、
スキルを身につけても、その使い方が磨けないからだ。
使い方を知らなければ、結果的に成長できない。
成長するために必要な基本姿勢は、4つある。
1.他者への貢献に対する強い想いを持つ
自分が成長したいという目的だけで仕事をする人は、
あまり成長しない。
例えば、成長したい想いの背景に、
褒められたい、
給料を上げたい、
などの理由があるとする。
この場合、主体はあくまで自分自身である。
自分の成長は、自分だけのものなので、
自分があきらめてしまうと、頑張りが続かない。
一方、お客様に貢献したいと思う人は、
お客様の役に立てなかったときに、自分の力不足にいらだちを感じる。
そして、成長して貢献できるようになりたいという想いを持つ。
こうした気持ちが、成長の原動力となるのだ。
成長は、手段にすぎない。
成長が目的になってしまうと、
壁に突き当たったときに、乗り越える力が出ない。
2.何度もチャレンジを継続する
ビジネスの前提条件は刻々と変化する。
できるかできないか、不明な状況でも、
足を止めず、あきらめずにやる。
不安に負けずに、やってみることで学べる。
不安に思う気持ちの中に、成長の芽がある。
折れない気持ちで、継続することで成長できるのだ。
3.できない事実を素直に受け入れる
壁にぶつかったときに、周囲や環境のせいにする人・・・
そのような人の成長は止まる。
どうしたらうまくいくのか、
という考えに切り替えて頑張れる人は、
失敗をバネにして、成長を続けられる。
このような姿勢があれば、
自分を変化させていくことができる。
できないという事実を受け入れ、
それでも、成果を出すためにチャレンジし続けることで、
自分を変化させていくことができる。
4.正しい目標設定と正しい自己認識をする
目標を設定しなかったり、目標が間違っていると、
成長スピードが上がらない。
自分のあるべき姿を正しく定義しなければならない。
また、自分が目標に対してどういう状態にあるのか、
を正しく理解する必要がある。
認識を誤ると、課題が見極められない。
具体的な対策も打てない。
成長を持続することができない。
スキルの使い方を習得するために必要な4つの「基本姿勢」を
しっかり身につけて、自己の成長につなげたい。