部下を効果的に育成するためには、
本人の実力に合った難易度の業務を与えて、任せる必要がある。
そのためには、業務を分解して、「与え方で難易度を分ける」のがよい。
1つの業務は、与え方の難易度で、4段階に分けられる。
1.論点で与える
「わが社の中国事業の収益が悪化している、
来期以降どのように立て直すか考えてほしい」
論点を問いかけるだけで、一番難易度が高い。
課題形成、仮説、検証まで、考えさせる。
2.仮説で与える
「わが社の中国事業の収益が悪化している、
競合会社に対しての製品競争力が落ちている可能性がある、
現状を分析してみてほしい」
問いと仮説を与えるやり方である。
3.タスクで与える
「わが社の中国事業の収益が悪化している、
競合会社に対しての製品競争力が落ちている可能性がある、
A製品について、競合会社との価格、スペックを比較して分析してほしい」
仮説を実証するデータを集めて分析してもらう、
というレベルで任せる。
4.作業で与える
「わが社の中国事業の収益が悪化している、
競合会社に対しての製品競争力が落ちている可能性がある、
A製品について、競合会社との価格、スペックの比較表を、
このような形でまとめてほしい」
データを集めてまとめる、という作業を指示する。
部下の成長目標、現在の実力を常に把握して、
少しストレッチした業務を任せるように、工夫してみよう。
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