部下に着実に成長してもらうためには、質の良いPDCAを回す必要がある。
質の良いPDCAとは、どのようなものだろうか。
1.PLAN
部下のこれまでの仕事ぶりから、そのレベルに合わせた、
短期間で終わる仕事を任してみる。
その結果から、育成を考えて、次の仕事のレベルを調整する。
2.DO
自分自身の課題を把握させるために、コントロールした範囲内で、
部下に、失敗を経験させたい。
失敗を経験してみることで、
自分で課題発見したり、認識の問題点を理解した方が、
自分自身の課題が納得できるはず。
でも、あまりに大きな失敗は、逆効果になりかねない。
コントロールの範囲内で、失敗させるのがいいだろう。
3.CHECK
部下の仕事を確認し、進め方を修正するためのフィードバックをおこなう。
正しい方向に仕事を進めるには、頻繁に軌道修正すればよい。
でも細かすぎると、育成にならない。
逆に、任せすぎてしまうと、
仕事の成果に、悪い影響がでる可能性がある。
フィードバックは、適切なタイミング、頻度でおこなうことが重要である。
4.ACTION
アドバイスをするときは、
どのような改善をすべきかを、できるだけ具体的に伝える。
具体的に、どう行動すれば良いのかを示さなければならない。
どうしたら、メンバーをまとめられるがわからず困っている部下に、
「もっとメンバー一体で行動をしよう」と言っても、
どう動いていいかわからない。
良いPDCAを回すことで、
狙いを定めた、効果的な部下育成を進めることができる。