多くのビジネスパーソンは、
一日のほとんどの時間を、「仕事」をすることに使っている。
でも、仕事を好きになれないと言う人は多い。
仕事が好きになれないということは、
1日のうちの大半を「嫌い」なことに費やしてしまっていることになる。
その毎日が積み重なれば、結局、人生の大半を「嫌い」なことに費やしてしまう。
仕事を好きになることができれば、
1日の大部分を、「好き」なことをして楽しく過ごすことができる。
それを日々続ければ、人生の大半を「好き」なことをして過ごすことができる。
元ライブドア社長である堀江貴文氏は、
「仕事を好きになる方法」を、次のように語っている。
「人は何かに没頭できたとき、その対象を好きになる」
読書に没頭できれば、本が好きになっていく…
ドラクエに没頭する人は、ゲームが好きになっていく…
開発に没頭するエンジニアは、仕事を好きになっていく…
自分の始めたものに「没頭」していくことで、その分野を好きになれるのだ。
ここで大切なのは順番である。
エンジニアは、「仕事が好きだから、開発に没頭する」のではない。
「開発に没頭したから、仕事が好きになった」のである。
心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」する状態がある。
ゲームに夢中になって、電車を乗り過ごした…
読書に夢中で、いつの間にか朝になっていた…
そんな無我夢中、我を忘れる体験が、没頭するということである。
没頭しないまま、なにかを好きになることはありえない。
逆に、没頭さえしてしまえば、いつの間にか好きになっていく。
でも、没頭するようなきっかけが用意されていない「仕事」に対して、
そもそも、没頭することができるのだろうか?
没頭するために重要なのは、「自分でルールをつくる」ことである。
自分でルールをつくり、それに基づいて何かをすることは、
能動的で主体的な行動である。
誰かに言われた強制的なものではないので、集中することができる。
仕事においては、
自分がやりたくもない仕事を上司から言われて、
やらなければいけないケースは多々ある。
そんなときでも、「上司に言われたからやる」という受動的な対応ではなく、
その仕事に自分ルールを設けて作業する。
そうすれば、その仕事は能動的な行動となり、没頭することができる。
例えば、従来のマニュアル通りにこなすのではなく、
もっとうまくできる方法はないかと自分で考える。
仮説を立て、実践し、試行錯誤をくり返す。
能動的なプロセスで考えて行動すれば、
与えられた仕事は、「自ら創り出す仕事」に変わる。
仕事を好きになることで、日々の生活は大きく変わってくるはずだ。
まず、仕事に没頭すること。
そのために、能動的にルールをつくること。
ぜひ、実践していきたい。