思考力とは、「ものを考える力」である。
思考力を強くするためには、どうすればよいだろうか。
私たちは、これまでの経験や知識をもとに、
思考を組み立てて判断している。
経験や知識がなかったら、
ただ運と勘だけで結果を目指すことになる。
だから、経験や知識を、自分の中に蓄えることは大切である。
さらに大切なのは、
自分の持っている情報を他の人に伝える、
他の人がもっている情報をもらう、
というキャッチボールである。
自分が持っている知識や経験、考え方を相手に投げるためには、
相手に聞いてもらうために、どのように組み立てて伝えるか、
を考えなければならない。
そして、相手が組み立てた情報を、どうやって受けとめるかを考える。
このようなやりとりの中で、お互いの理解が進む。
情報が、お互いの頭の中に浸透していくと、
コラボレーションが生まれる。
これが、思考力を変えていく。
良い情報は、自分だけで取っておきたいと思うものだ。
でも、良い情報こそ外に出して共有していったほうがよい。
他の人に教えれば、いろいろな思考回路と結ばれる。
更に良いアイデアが生まれるかもしれない。
人に、教えたり教えてもらうことで、
さまざまな方向に思考回路をつないでいく。
それを継続していく。
こんな環境を自らつくっていくことで、思考力を高めることができる。