思考の精度を高めるのに効果的な質問が、
「なぜそうなのか」
「本当にそうなのか」
という問いかけである。
常に、この2つを問いかけて、突き詰めていく。
そうすると、たいていの問題の答えが見えてくる。
皆がなんとなくそう思っていることに対しても、
この問いかけで切り込むと、新たな気づきが得られる。
「最近は、景気が悪いから乗用車が売れない」
「なぜ売れないのか?」
「本当に、景気が悪いからなのか?」
突き詰めて調べると、
購入層ごとの嗜好の変化などの課題が出てくる。
真の原因に近づく道筋ができる。
深く考えるにあたっては、さまざまな情報をインプットする必要がある。
市場の動きを見る…
お客様から要望を聞く…
競合の状況を探る…
インプットが増えると、だんだん思考が明確になってくる。
ぼやっとしていたことが、鮮明になってくる。
すると、突破口が見えてくる。
自分の意見を練り上げるときにも、必ずゼロベースで、
「なぜそうなのか」
「本当にそうなのか」
を突き詰めよう。
それを続けることで、
自分の仮説にも、論理の矛盾があることが見えてくる。