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シンプルに意思決定するための4つの要素

意思決定とは、

「目標を掲げ、達成に向けて、今から行動を起こすと決断する」

ということである。

意思決定を、効果的でスピーディにするにはどうしたらいいだろうか?

意思決定をするときに考える要素を、できるだけシンプルにしたい。
考えるべき要素は、4つでよい。

1.目標:最終的に達成すべき目標
2.期限:最短の期限
3.リスク:最悪のケース
4.オプション:他の方法

意思決定は、特定の目的のために行う行為である。

例えば、

「売上を倍増させるために、営業時間を2倍にする」

という意思決定をする場合。

「売上を倍増させる」
という目標を、いつまでに達成するのかを考える。

この意思決定すれば、目標以外の事象も生じる。

営業時間を2倍にすれば、

経費、労務費の増加、
人員の確保、
取引先との関係、
利益の確保、…

など、目標の達成以外に影響する事象がある。

この影響する事象の関係を明らかにしておく必要がある。

それぞれの事象のリスクを想定し、他のオプションを考えておくのである。

意思決定のためにいくら悩んでも、
実際にどんな結果になるかは、やってみないとわからない。

もし想定外の事態が起きたら、実行しながら修正していけばよい。
必要最小限の要素に絞り込んで、しっかり考える。

そして、実行してみて、
起きたことに、機動的に対応していくことが大切である。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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