ビジネスパーソンが、仕事の成果を高めるには、
仕事の質を上げる必要がある。
今までと同じやり方を続けていても、同じ結果しか得ることができない。
効率をあげない限り、成果ががあがることはない。
皆さんは、仕事の質を高めるために、
仕事のやり方を改善する努力ができているだろうか。
仕事の質を高めるために有効な手段が、PDCAサイクルである。
PDCAサイクルとは、
計画(Plan):目標を設定し、それを達成するための行動計画をつくる
実行(Do):計画に沿って行動する
評価(Check):計画と行動した結果を比較し、検証・評価をおこなう
改善(Action):分析により、発見された改善すべき点を是正する
の循環である。
PDCAサイクルの周期が短ければ短いほど、価値や精度が高くなる。
企業が資金計画を立てるとき、
年1回の本決算データだけで経営状況を評価し、改善策を考えていたのでは、
1年に1回しかPDCAサイクルを回せない。
上場企業では、すでに四半期決算が義務づけられ、
実質的には、月次決算が必要不可欠となっている。
PDCAサイクルを短くすることで、
経営上の問題点を素早く発見して、対策を立てることができるのである。
また、最新の経営情報を反映して、
事業戦略の精度を高めることにも大いに役立つ。
ビジネスパーソンの仕事も同じ。
計画を立てて実行し、結果を振り返り、問題点を見つけて改善していく。
このサイクルを短い周期で繰り返していくことで、
業務の質を高めていくことができる。
仕事の進め方を変えない限り、成果が向上することはない。
PDCAサイクルの周期を短くすることを意識して、
仕事の質を高める努力をしていきたい。