職場にはそれぞれ、達成すべき目標がある。
その目標を達成するためには、
組織のメンバーが全員、 同じ方向を向いていなければならない。
すべてのメンバーが同じ「価値観」を持つようにすることは、
管理者の重要な役目でもある。
組織全体で同じ価値観を共有しなければ、目標達成はできない。
本来、会社の経営理念や目標は、 抽象的なものにならざるを得ない。
メンバーは、それをただ聞くだけでは、具体的な行動には結びつかない。
管理者は、抽象的な経営理念を、自分の職場の目標として具体化し、
メンバーの行動レベルにまで落とし込む必要がある。
会社が掲げる目標が1つであっても、
技術部と営業部とでは、やるべきことがまったく違う。
同じ営業部門であっても企画部門と販売部門は役割が違う。
職場の管理者は、目標達成のために自分の部署が何をするべきか、
行動レベルまで具体化してメンバーに伝えなければならない。
各メンバーの役割や個性をみながら、
各メンバーが持つべき目標にまで、翻訳するようにしたい。
管理者に必要なのは、
メンバーが、すぐ行動に移せるような指示を出せる翻訳能力である。