失敗に対する精神的なプレッシャーがあると、
仕事への取りかかりが遅くなり、仕事のスピードも上がらない。
本当にうまくいくのだろうか、と躊躇してしまう…
過去の失敗を悔やんで、新しい仕事が手につかない…
メンタルが仕事の能率を左右している割合は、とても大きい。
たとえば、野球選手が、
さっきエラーしたことを思いだし、またエラーしたらどうしよう、
と体が動かなくなることがある。
もし、ポジティブに考えることができれば、
エラーが後を引かないので、思考が次のシーンに向く。
でも、ネガティブ思考だと、
過去のエラーが気になってしまい、考えが先に向かない。
そのため、次への備えも遅くなってしまう。
では、どうすれば、ポジティブに考えることができるだろうか。
「なぜ成功したのか」
という理屈がわからない人が失敗したときに、
「なぜ間違っていたか」を反省できない。
反省しているフリだけになってしまう。
だから、その後も、ずっと失敗のイメージを持ち続け、
いつまでたってもスキルが向上しない。
成功したときに、「成功してよかった」で終わらせるのではなく、
なぜうまくいったのかを、振り返って反省すること。
そこから理屈を構築できれば、成功の法則ができる。
次からは、その法則に自分の行動を乗せる。
そうすれば、成功の確率がぐっと高まる。
失敗は反省するが、
成功すれば喜んで終わり、という状況になってはいけない。
職場で、企画書の提案がうまく通ったときや商談がまとまったときこそ、
その要因やプロセスを理論的に追究して、法則にすることが大切だ。
失敗ではなく、成功を反省する。
なぜうまくいったのか、をしっかり振り返ってみよう。