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負けない備えを優先する

中国春秋時代の孫武という将軍が書いた兵法書「孫子」には、次の言葉がある。

「善く戦う者は、先ず勝つ可からざるを為し、以て敵の勝つ可きを待つ」

不敗の態勢をつくれるかどうかは自分次第になるが、
勝利できるかどうかは敵次第となる、
まず負けない態勢を整えたうえで、必勝の好機を待つ、
という意味である。

名将と言われる人は、
まず、攻撃されても絶対に負けないように自軍を固める。

そのうえで、敵軍が態勢を崩して、
いま攻撃すれば絶対勝てる、という状況になるのを待った。

攻撃されても負けないようにする状況をつくるのは、自軍が防御を固めること。
これは自軍の仕事である。

いま攻撃すれば勝てる状況になるのは、敵自身が防御を手薄にするということ。
敵軍の事情である。

負けないというのは自分自身の問題であり、
勝つということは敵自身の問題なのである。

だからどんな名将であっても、
絶対負けない戦いをすることはできるが、
必ず勝つ戦いをすることはできないのである。

企業経営においても、同じである。

新規事業拡大や新商品、新規顧客開拓など攻めの局面では、
ヒト、モノ、カネなどの経営資源が必要となる。

とにかく、攻め、攻めという積極策よりも、
守りを固め、兵力を蓄えて、来るべき攻めに備えることが大切だ。

負ける理由は、社内にある。
外部要因は、きっかけにはなるが、負けの原因にはならない。

自社のことは自分で手が打てるが、
外部の環境や敵のことは、自分の思うようには動かせない。

自力で何ともできないことを、問題の原因だと考えてはならない。

まずは、負けない準備、負けない備えを優先させる必要がある。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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