「星の王子さま」の作者として有名なフランスの作家サン・テグジュペリの言葉に
次のようなものがある。
船を造りたいのなら、
男どもを森に集めたり、
仕事を割り振って命令したりする必要はない。
代わりに、彼らに、
広大で無限な海への憧れを説けばいい。
彼らに、木を切れ、運び出せ、
というだけでは、その仕事は魅力的でなくやりがいも感じられない。
でも、彼らに、船で出る海の素晴らしさや憧れを教え、
その素晴らしい海に出る船を作るのだ、
という誇りを感じさせることができれば、
その仕事はロマンにあふれる魅力的な仕事になるはずだ。
そうすれば、船を造ることに夢中になって取り組むことができる。
もし、「広大で無限な海への憧れ」がなければ、
そもそも「海」を目指すことも考えられない。
ビジョンを説く価値、大切さは、まさにここにある。
マネージャーがやらなければいけない最も重要なことは、
メンバー一人ひとりが、自発的に成長できるようにサポートすることである。
職場のメンバーに対して、
広大で無限の海への憧れをうまく語れているだろうか?