仕事が速い人の3つの共通点
伊藤忠商事社長の岡藤正広さんは、
仕事の早い人には、3つの共通点があると説く。
1.最も重要なものから手をつける
限られた時間で、スピーディに仕事を進めるためには、
全体の仕事を見て、「重そうな仕事」から取りかかることである。
重要で時間がかかりそうな仕事ほど、精神的な負担を感じる。
そして、先のばしにしがちである。
すると、ますます気が重くなり、別の急な依頼にも十分に対応できない。
まず、重要で負荷の高い仕事から手をつける。
そうすれば、精神的な余裕が生まれる。
周囲からも「仕事ができている」と評価される可能性が高い。
負荷の軽い仕事は、後からでも済ませられるようなことが多い。
2.その日の仕事はその日のうちに片付ける
重要な仕事から取りかかるためには、
前日の仕事を翌日の朝に残さないことが大切である。
昨日の仕事が残っていると、
仕事の重要度にかかわらず、それを優先せざるをえない場合が多くなる。
出張などの処理も、できるだけ帰社後、その日にうちに片付ける。
そうすれば、翌日はスタートダッシュができる。
上司からの急な指示や取引先からの依頼に対しても、
すぐに、落ち着いて対応することができるはずだ。
3.仕事の予習ををする
例えば、
会議に出席するときに、しっかり予習して出席すれば、
何か質問されても、すぐに答えられる。
会議に出てきてから考え始めるのは、
出席者全員の時間を無駄に使っていることになる。
全員が予習して参加する会議は、スムーズに進行する。
そして、短時間に終わらせることができる。
休日には、リフレッシュしたい。
だからといって、仕事をすべて忘れるのではなく、
頭の片隅には、仕事のことを残しておく。
遊んでいても、
ふと見聞きしたことが仕事のアイデアに結びつくかもしれない。
次の戦略や会議のことを少し考えてみる。
すると、いつもと違う発想が浮かんでくる。
やりたいアイデアがひらめいて、
休み明けには、前向きに仕事に向かうことができるだろう。
最近は、残業するほど仕事ができないと思われる時代である。
じっくり時間をかけて考えて議論するというこれまでの仕事のスタイルは、
時代遅れとなった。
限られた時間の中で、最大の成果を出す仕事のやり方が求められている。