小さな会社でも、
勝つためのビジネス戦略を研究すれば、競争に勝つことができる。
ビジネス戦略とは、
何を、誰に、どのように売っていくかを決めることである。
1.誰に何を売るか
これから伸びると言われている商品や市場には、
必ず強い競争相手が入ってくる。
したがって、手を出さない。
まず、大きな市場ではなく、小さな市場でのナンバーワンを目指す。
何で勝負するかを決めて、それに注力する。
どの市場で、ナンバーワンになるかを決める。
例えば、「同業者は多いが弱い会社ばかりの市場」。
この場合、売り方や経営方法を変えることで、
後発でも逆転のチャンスはある。
また、手がかかる「手作りローテク商品」。
一定の需要があるにもかかわらず、
大企業が手を出さない市場規模が小さい商品も狙い目である。
2.どこで売るか
大都市には必ず大企業が進出しており、
小さな会社は、独自性のある商品をを持たないと勝てない。
大都市で後塵を配するよりも、地方でトップを目指せないかを考える。
3.どのように売るのか
小さな会社は、客層を絞って営業しないと成功は難しい。
顧客とのコミュニケーションがうまくいく仕組みをつくりたい。
今の時代、多くの業界が成熟期に入っており、商品力ではほとんど差がない。
商品力で差がほとんどつかず、営業エリアも変えられない。
客層も販売方法も変えられなければ、
あとは、顧客とのコミュニケーションのやり方、サービスで差別化するしかない。
初めての人に好かれて、お客様になってもらうためには、
お客様と直接接するところを総点検してみよう。
お客様に不便や二度手間をかけているところを改善する。
さらに、気に入ってもらうために、
お客様が思っている以上の「プラスアルファのサービス」を実行することである。
自分の都合や面倒臭さをぐっと押さえて、
相手のことを考えた親切で、報いを求めない行動が大切である。
小さな会社でも、
勝つための戦略を着実に実行すれば、必ず競争に勝つことができるはずだ。