サムシング株式会社様では、2021年に管理者研修を実施いただきました。また2022年度より、親会社であるITbookホールディングス株式会社様にて、管理者研修がスタートしました。
ITbookホールディングス株式会社、サムシング株式会社様では、社員が夢を持って自発的に行動する組織を目指されています。
※本インタビューは、ITbookホールディングス株式会社HRコミュニケーション部・野原様にお話をお伺いしました。
◇研修導入の目的
編集部:イントランスの研修導入前どのような研修(人材育成)をされていましたか。
野原様:それまでは会社としての体系的な研修は行なっておらず、階層別に必要な機会を会社として提供できていなかったのです。スキルや知識をつけることは、社員各自の自己啓発として行っていました。
編集部:貴社の組織はどのような課題がありましたか。
野原様:明確な課題として見えていたわけではないのですが、社員に学ぶ機会を提供できていないことは望ましくないと思っていました。特に、若手・中堅でこれから会社の中核となる社員に対して体系的な教育ができていなかったのです。入社して数年経ち、次のポストに上がるときになって、行き詰って退職してしまう例も見受けられました。会社としては、社員に対して継続的に育成をしていく姿勢も示す必要があると感じていました。
◇導入のきっかけ
編集部:イントランスの研修の導入のきっかけや理由は何だったのでしょうか。
野原様:体系的に社内の研修を実施していきたいと考えていましたので、イントランス様の階層別研修メニューや講師の方々の情報を見て、予算の面でも継続的にお任せできるのではないかと考えました。
◇研修の効果
編集部:実際に研修を実施されてみていかがでしたか。
野原様:これまでは、さまざまな部署の社員が現場を離れて、集まって教育を受ける機会がほとんどありませんでした。今回研修を実施して感じたのは、受講者が当初想像していたよりも真剣に受講し、集中して参加していたことです。こういう学び方があるんだと知ってくれたことが、良かったと感じています。改めて体系的、継続的に教育の機会を設けることの必要性を認識しました。
編集部:研修後の日常業務で受講者に何か変化はありましたか。
野原様:まだはっきりわからないのですが、今後、どのように行動や成果に表われてくるかを、しっかり見ていきたいと思っています。このような学びの機会をつくることは、非常に大切だと思っています。
編集部:参加された方からはどのような感想がありましたか。
野原様:管理者としてのマインドを知ることができた、部下育成のためのスキルを学ぶことができた、という感想が多く出ていました。講義の中でのディスカッションを通じて、自分と異なる視点を知ることができてとても有意義だったといったということも聞いています。
現場に出ていると、どうしても視点が固定してしまいがちです。仕事をする上で、さまざまな考え方があることを知って行動することは大切だと思います。
◇今後の期待
編集部:今後イントランスの研修に期待することはありますか。
野原様:今年から親会社であるITbookホールディングスでのマネジメント研修もお願いしていますが、業務に直結した研修になればよいと期待しています。演習のケーススタディでは、自社の現場に近いシチュエ―ションを想定して考えられるようにしたいです。
今回は、マネジメント全般を網羅して実施していただきましたが、「部下育成」などの現場に直結するテーマに絞り込んで、深く学ぶことも必要かと思っています。自分の現状を振り返り、研修で学んで現場で実践していくサイクルを浸透させていきたいですね。
編集部:今後どのような組織を目指したいですか。
野原様:全社員が自分の考えやビジョンを持ち、学んだスキルを仕事の中で発揮して成果を出していってほしいと願っています。個人が目標や夢を持って頑張っていける組織、個人が自発的に行動する組織を目指したいと思います。残業の多い職場もありますが、楽しく仕事ができる組織を目指したいです。