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プロ講師が教えるロジカルシンキング研修!組織の課題解決能力をアップさせよう!

ロジカルシンキングは、物事を順序立てて矛盾がないように考える思考法です。順序立てて考える習慣が身に付くことで、物事を客観的に見ることができるようになり、分析力が向上します。 分析力が高まれば、問題の原因追及や対応策を効果的に導く問題解決能力がアップします。さらに、根拠から結論に至るまでの主張を整理して、意見を分かりやすく伝える提案力も高まります。

ロジカルシンキングは、目まぐるしい環境変化、ビジネスのグローバル化、ダイバーシティの拡大、多くの情報を瞬時に得られるようになった時代に対応して、ビジネスパーソンが成果を出していくための必須のスキルとして、より重要度が高まっています。

1.ロジカルシンキング研修の目的

ロジカルシンキング研修は、ビジネスシーンで必要とされる論理的思考力を養うためのプログラムです。情報の整理・分析方法、効果的な意思決定、そして説得力のあるコミュニケーションスキルの習得を目指します。研修を通じて、参加者は複雑なビジネス状況を論理的に捉えて解決策を導く能力を身に付けることができます。

2.ロジカルシンキングとは

ロジカルシンキングは、「論理的思考」や「論理的な考え方」を意味します。直感や感覚的に物事を捉えるのではなく、筋道を立てて、矛盾・破綻がないように論理的に考え、結論を出す思考法です。課題や問題について、要素別に根拠を仕分けして結論を導き出し、さまざまな視点から分析を行って解決策を検討することができます。

ロジカルシンキングは、問題解決や意思決定、コミュニケーションなどビジネスシーンで役立ちます。ロジカルシンキングを身につけることで、筋道を立てて矛盾や破綻がないように物事を考え、複雑に絡み合う関係性を整理して分かりやすく伝えられるようになります。

3.ロジカルシンキングの3つの思考法


ロジカルシンキングは、論理的思考や合理的な推論を用いて問題を解決するプロセスです。基本となる思考法は、3つあります。

帰納法

帰納法は、具体的な観察や事例から一般的な結論を導く手法です。この方法は、複数の観察事項から共通点を見出し、全体の傾向やルールを導く際に有効です。市場調査や消費者行動の分析において用いられます。

具体的には次のように推論をします。

観察事項:「A店では気温が27度を超えるとアイスクリームが売れる」
観察事項:「B店では気温が27度を超えるとアイスクリームが売れる」
観察事項:「C店では気温が27度を超えるとアイスクリームが売れる」
一般論:「気温が27度を超えるとアイスクリームが売れる」

複数の観察事項から共通点を導き出すため、情報の偏りが少なくなり、導き出した結論に説得力が増します。ただし、観察事項に誤りがあったり、共通点を導き出すときに飛躍してしまうと矛盾した結論を導く可能性があります。

演繹法

演繹法は、一般的な原則から特定の観察に対する結論を導く思考法です。この方法は、確立されたルールや原理を具体的な状況に適用する際に有効です。三段論法とも呼ばれ、矛盾の無い結論を導きます。
具体的には次のように推論をします。

一般論:「気温が27度を超えるとアイスクリームが売れる」
観察事項:「明日の予想最高気温は29度である」
結論:「明日はアイスクリームがたくさん売れる」

演繹法は段階ごとに情報や問題を整理するため、説得力のある結論を導くことができます。ただし、一般論や観察事項に誤りがあったり、論理が飛躍してしまうと結論が間違ってしまいます。

弁証法

弁証法は、異なる見解や情報を比較検討することによって、解決に向けた統合案を考える推論方法です。具体的には次のように推論をします。
肯定:「アイスクリームを食べたい」
否定:「糖分の摂りすぎは身体によくない」
統合:「シュガーレスのアイスクリームを食べる」

弁証法は1つ目の意見に対抗する2つ目の意見を提示し、相反する2つの意見をくみ取りつつ、統合した3つ目の意見として結論を導きます。

4.ロジカルシンキングの3つの手法

ロジカルシンキングの手法として、「MECE」、「ロジックツリー」、「ピラミッドストラクチャー」の3つをご紹介します。

MECE

MECEとは、「ミーシー」もしくは「ミッシー」と呼ばれ、Mutually(互いに)、Exclusive(重複せず)、Collectively(全体的に)、Exhaustive(漏れがない)の頭文字を取った言葉です。分類対象全体に漏れがなく、重複もない状態を示します。


例えば、商品やサービスのターゲット層を決めるときなどに、性別や年齢などを網羅的に考え、重複や漏れがないように仕分けていきます。MECEを用いることで、問題の様々な側面を網羅し、解決策を見落とすリスクを最小限に抑えることができます。

ロジックツリー

問題点や課題などを細かく分け、思考を整理していく方法です。木が枝分かれするように、問題の大元を問題の根源に広げていくことで、問題の原因や解決策を網羅的に洗い出しやすくすることができます。ロジックツリーには、次の3つの種類があります。

要素分解ツリー(WHATツリー)
…発生した問題を細かく分解することで、原因がどこにあるのかを特定していく。
原因究明ツリー(WHY ツリー)
…発生した問題の原因を掘り下げ、問題の発生した根本的な問題を特定する。
問題解決ツリー(HOWツリー)
…問題解決に向けて改善策を整理して対策を導き出して、優先順位をつける。

ピラミッドストラクチャー

ピラミッドストラクチャーは、結論と根拠をピラミッドのように組み立てます。ピラミッドの頂点に自分が最も相手に伝えたい結論を置いて、その下になぜその結論を伝えたいのかの事実や根拠を述べます。

プレゼンテーションの技法にも用いられます。 例えば、最初に、メインで主張したいことを伝え、その次に理由をいくつか述べます。さらに、それぞれの理由に対する根拠を述べて、主張の説得力を強めるのです。

5.ロジカルシンキング研修で得られる5つの効果

ロジカルシンキングを学ぶことで、以下のような効果が期待できます。

分析力の向上

ロジカルシンキングで論理的に考えることで客観的に物事をみられるようになり、分析力が向上します。情報のなかの事実はなにか、その事実はどこから出てきたのかを客観的に見る視点を持つことができます。
分析力が向上することにより、問題の原因解明や解決までの筋道を立てやすくなります。

問題解決力の向上

物事を体系的に整理し、因果関係を正しく把握する論理的思考を鍛えれば、問題解決能力も大きく向上します。問題を論理的に分析して創造的な解決策を見つける能力が養われます。ビジネス上の課題に対して迅速かつ効果的に対処することができるようになります。

提案力の向上

説得力のある提案を行うためのスキルが身につきます。根拠に基づいた提案は、クライアントや上司からの信頼を獲得しやすくなります。交渉相手に対して、納得度の高い筋道の通った主張ができるようになるため、提案が採用されやすくなります。

コミュニケーション力の向上

論理的思考は、明確で理解しやすいコミュニケーションを実現します。相手の意見や考えを正確に理解し、自分の意見や考えを正確に理解してもらうことができるようになります。論理関係を明確にすることにより、立場や価値観の異なる人の間での意思疎通のズレを小さくすることができます。

仕事の生産性向上

仕事の方向性を決定する時点でミスをしてしまうと、手戻りするために時間がかかります。
そのため、できるだけ早い段階で間違いに気付いて修正することが必要です。論理的思考を身につけることで誤った方向に仕事が進むことが少なくなり、業務の無駄を省けるようになるため、生産性がアップします。

6.イントランスのロジカルシンキング研修

イントランスのロジカルシンキング研修は、具体的なビジネスケースを用いたグループワーク、ロールプレイ、ディスカッションを通じて、実際のビジネスシーンで直面するような複雑な問題を解決する能力を養います。

ロジカルシンキング研修

ロジカルシンキングの原理原則、思考法、ツールを習得することで、最適な意思決定、真の問題解決、効果的なコミュニケーションができるようになり、すぐに業務に活かすことができます。思考を停止することなく、考え抜くことを徹底することで、「思考力に限界はない、考え抜けば答えが出る」というポジティブな意識の枠組みを習得できます。

ロジカルライティング研修

ビジネス・パーソンに求められるロジカル思考のフレームワークを実際に使えるようになります。それを基本にして、説得力のあるビジネス文書、企画書作成の基本スキルを習得し、実戦で活用できるようになります。

ロジカルスピーキング研修

ロジカルシンキングを使った効果的なコミュニケーションができるようになり、すぐに業務に活かすことができるように指導します。概念論だけではなく、すぐに現場で使えるノウハウを習得できます。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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